泌尿器科の病気
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膀胱がん

膀胱の内側にできる悪性腫瘍です。
検査で簡単に見つけることができます。
治療方法は病気の進行具合によって変わります。
膀胱がんの治療方法
初期のものであれば内視鏡による手術にて一日で終わります。
もう少し進んだものですと、内視鏡手術後に薬物を何回かにわたって注入します。
さらに進んだものですと腹部を開いた手術にて膀胱を摘出、代用膀胱を作ります。
早期発見のためには
痛みのない病気のため発見が難しいです。
定期的な検査が早期発見につながります。
尿が目に見えて赤い、血が混じっていると判断できる場合は膀胱がんの疑いがあります。
必ず泌尿器科を受診してください。
膀胱炎

膀胱が細菌感染し炎症を起こしている状態です。
膀胱がんと違って痛みや熱をともなうので早い発見ができます。
膀胱炎の治療方法
症状の度合いによりますが、抗生物質を数日服用することで治療できます。
再発の予防
1.普段から排尿を我慢しない
排尿を我慢していると細菌が膀胱で増殖しやすい環境を作ります。
できるだけこまめに排尿するようにしてください。
2.陰部を清潔に保つ
最も多いのが自分の便による感染ですので、陰部を清潔に保つようにしましょう。 清潔を保とうとして、シャワートイレなどで過度に洗浄すると逆に炎症を起こしやすくなるので注意してください。
3.排便後のお尻拭き
排便後には多少なりとも肛門とその周囲に大腸菌が付着しています。
紙で拭く際、後ろから前(肛門→尿道)へ拭くと尿道に菌が入りやすいため、日頃より前から後ろへ拭くように心がけましょう。
4.性行為後はトイレへ
性行為中は細菌が尿道に侵入しやすい状況です。万が一入っても排尿をすぐにすれば洗い流すことができます。性行為の後はすぐにトイレへ行きましょう。
さらに陰部を軽くシャワーなどで洗い流していただくとさらに予防できます。
5.疲れているとき
風邪を引いたり、睡眠・栄養が不足しているときは、体の免疫力が低下し細菌に容易に感染してしまいます。
その時は上記の1~4を特に注意してください。
6.水分をこまめに補給
脱水や水分不足は膀胱内の尿を濃くし感染しやすくしてしまいます。
再発を繰り返す人は水分を普段から多めに摂るように心がけてください。
過活動膀胱

過活動膀胱とは近代医学において新しい考え方から定義された膀胱の病気です。
次の3つの症状のうち2つ以上当てはまるもので、膀胱がんや膀胱炎、膀胱結石などを除いた膀胱の病気の総称です。
1.尿意切迫感
急にトイレに行きたくなって、我慢できない。
2.頻尿
尿が近い、トイレに行ってもすぐまた行きたくなる。
3.切迫性尿失禁
トイレに行きたくなって我慢していると我慢しきれないで尿が漏れてしまう。
男性女性どちらもなる病気ですが、女性のほうが多い傾向にあります。
過活動膀胱の治療方法
貼り薬や飲み薬などいくつかあります。
十分な説明とアドバイスを行った後に、患者さまに選んでいただきます。
前立腺肥大症

前立腺は膀胱の真下にある、精液などを作っている重要な器官。
前立腺肥大症はこの前立腺の組織が肥大化することによって発生する病気です。
肥大には加齢にともなうホルモンバランスの変化が影響するものと考えられています。
悪性腫瘍である前立腺がんとは異なり、周囲に広がったり、骨や他の臓器に転移することはありません。
前立腺肥大症は下記のように3期に分けられます。
膀胱刺激期
尿の出が悪くなり、チョロチョロとしか出ない
夜間の頻尿に悩まされる
排尿時に少ししか出ないため、トイレの回数が増える
残尿発生期
排尿が出にくくなり、腹部に力を入れないとうまく尿を出せない
排尿を終えても、スッキリせず残尿感がある
慢性尿閉塞期
あふれ出すように尿失禁する
尿意を感じてトイレに行っても排尿ができない(出ない)
一回の排尿に数分かかるようになる
前立腺肥大症の治療方法
前立腺肥大症のおよそ9割は薬の服用で治すことができます。
1日1回程度の服用で、2~3週間にて症状の改善が期待できます。
前立腺の大きさを完全に元に戻すまでには、長い方ですと数年、短い方でも半年は薬の服用が必要になります。
長く飲んで治す薬なので副作用の心配はほぼありません。
前立腺肥大症の治療で一番大切なのは、長く付き合うこと。
途中で服用を止めてしまうとまた元に戻ってしまいます。
気が合うドクターと二人三脚で進めていき、気楽に治療できるような環境を作ることが最善の治療と言えます。
当院でもそういった点の最大の配慮に努めています。
普段気をつけておきたいこと
前立腺肥大症の最大の悩みは、夜間も頻繁にトイレへ行くこと。
この悩みを解消するには水分補給の調節が肝心です。
昼は水分をこまめに摂り、夜間夕食以降はなるべく摂らないのが理想です。
メリハリのつけた生活を心がけましょう。
前立腺がん

男性の重要な器官である前立腺にできた悪性腫瘍。
骨や臓器に転移しやすく、下肢や腰の痛みで整形外科を訪れ、転移後に初めて発見されるケースも多いです。
頻尿や排尿の違和感がありましたら一度検査するようにしましょう。
血液検査と超音波検査で診断できます。
前立腺がんの治療方法
患者さまのご年齢やライフスタイルに合わせた治療方法を提案します。
80歳以上の高齢の方であれば内分泌療法、60代とまだ若い方であれば手術、とケースによって様々です。
手術の方法も、腹腔鏡手術、開腹手術、ロボット手術などいくつもあり、また手術によってメリットデメリットがありますので丁寧にご説明します。
「早めに退院したい」「近場がいい」「コストはなるべくおさえたい」など、患者さまのご希望に添って最もふさわしい病院をご紹介します。
前立腺炎

前立腺炎には急性のものと慢性のものがあります。
急性は細菌が侵入して炎症を起こしている状態です。
慢性は長時間座りっぱなしの状態でいると発症しやすく、かつては長距離運転を仕事としている方に多かったのですが、最近ではオフィス勤めの方でも多くかかっている、いわゆる現代病です。
急性にしろ慢性にしろ若い方でも発症します。
激しく痛むこともあり、盲腸といった他の病気を疑う方もいます。
内科や外科へ行っても原因が分からないときは、泌尿器科での診療をお勧めします。
前立腺炎の治療方法
急性は前立腺が風邪をひいているイメージです。
抗生物質を1~2週間服用することで治療できます。
高熱をともなう場合は入院にて治療をします。
慢性は放っておいても悪化したり進行していく病気ではありませんが、症状がゼロになることもありません。
その点を理解した上で、上手に付き合っていく方法を見つけることが最善の治療になります。
まずは生活習慣を変えていきましょう。
どういった生活を送ると痛みの症状が緩和されるかを一緒に見つけ出していきます。
痛みが強い場合はお薬を処方します。
尿路結石症

尿路結石症には「腎結石」「尿管結石」「膀胱結石」「尿道結石」と、どこで症状が見つかったかで病名が変わりますが、原因は同じです。
結石が内部を刺激し、痛みや血尿をともなうようになります。
尿道に結石が詰まると排尿時にたいへんな痛みをともないます。
尿路結石症の治療方法
尿管を広げる薬と利尿剤にて結石を体外に排出します。
管を広げ水の量を増やすことで、中に詰まった異物を流しだすイメージです。
大抵はこの方法で治療が可能ですが、結石が大きい場合は摘出手術をするか、体外衝撃波で結石を砕く必要があります。
再発の予防
原因となる結石には大きく2つあります。
尿酸結石とシュウ酸カルシウム結石です。
どちらの種類の結石かで、予防の方法は全く異なります。
正反対です。
尿酸結石は尿が酸性になっているのでアルカリ性に変える必要があります。
具体的にはプリン体をカットすることが最優先です。
ビールはプリン体カットのものを選んだり、エビやカニ、フォアグラやアンキモといった、プリン体を多く含んでいるものを控えるようにしましょう。
シュウ酸カルシウム結石は逆に尿を酸性に持っていくことが重要となります。
シュウ酸は主に植物の葉っぱに含まれています。
このシュウ酸が腎臓でカルシウムとくっつくことで結石となってしまうので、対策としては腎臓より前にシュウ酸カルシウムを作るようにしましょう。
例えばほうれん草を食べるときはかつお節をかける。
こうすることで胃の中でシュウ酸カルシウムが生成されるので、肛門から排出されます。
紅茶にミルクを入れるのも同じ効果があります。
尿道炎

尿道が細菌感染し炎症を起こしている病気です。
尿道炎は性行為感染症によるものが多く、性行為の多様化にともない年々増加してきています。
尿道炎の治療方法
検査にて細菌を特定した後、抗生物質の服用にて治療します。
細菌の種類によりますが、5日~1週間程度の服用で治ります。
ED(勃起不全)

「Erectile Dysfunction」、日本語では「勃起障害」「勃起不全」と呼ばれています。
勃起に時間がかかったり、勃起しても途中で萎えてしまう方も、EDの疑いがあります。
EDの治療方法
バイアグラを筆頭とする、勃起を促す薬を処方します。
当院ではジェネリック薬品もご用意しています。
料金:1,000円(税込)
血圧を上げる薬なので、心臓の弱い方の使用はご遠慮いただいています。
EDの薬は感度を良くするための薬ではありません
稀に勘違いをされている方がいらっしゃいますが、バイアグラ等を使用することで性行為自体の感度が良くなるわけではありません。
むしろ感覚が鈍化する方がいらっしゃいます。
あくまでもこれらの薬は「パートナーとのコミュニケーションを良くする」ためのものです。
十分なご理解の上、ご使用ください。
包茎

包皮の先端の輪が狭く、亀頭が露出していない場合を真性包茎、包皮を反転させることで亀頭が顔を出す場合を仮性包茎と言います。
真性包茎の方で、排尿に支障をきたしたり、亀頭と包皮の間に垢がたまり、感染を起こして赤く腫れたり排尿時に痛む(亀頭包皮炎)場合、手術が必要です。
仮性包茎でも、陰茎の先端が包皮の輪によって締めつけられ、血液循環が悪くなりむくんでしまうことがあります。
この場合は手術を受けるほうが良いでしょう。
包茎の治療方法
余分な包皮部分を切り取る手術を行います。
包皮炎などの病気に対する治療法としての手術なので、形を大きく見せたり綺麗にするためのものではありません。
そういった目的の場合は形成外科にご相談することをお勧めします。
手術費用は症状によって、自由診療と保険治療の2種類になります。